映画「もっこす元気な愛」! 国立市議会議員 小川ひろみ
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2008 年 5 月 16 日    
映画「もっこす元気な愛」!
〜“しょうがい者があたりまえに暮らすまち”に向けて〜
 チラシに描かれた“足”に惹かれて、子どもが聞いてきました。「何で足なのかとおもったぁ」
確かにそこには、頼りがいのあるような、ふっくらとした足がチラシいっぱいに描かれていました。そしてその両足で、白魚のような白い手を挟んでいます。何だか分からないけど、「いい絵だね! チラシの色もいいね!」…ということで、子どもと一緒に、このチラシの映画を見に、先週の日曜日出かけてきました。
子どもの時、脳性マヒを患い、両腕に障がいを持った倉田哲也さんが主人公。恋人の美穂さん(小学校の先生)。哲也さんは、同じように障がいを持つ青年2人と一軒家を借りて、共同生活をしています。
 この一軒家から、哲也は仕事場へ出かけ、共同生活者と声を掛け合いながら生活しています。ゆっくり話し、笑い声も哀しみも大きい彼らの日々に、小学生の娘も画面に釘付けになって見入っていました。哲也の恋人美穂さんの語り方と笑顔とが、何とも素敵です。こんな小学校の先生がいいな、というのは、私の感想。
 ストーリーは主に、手が使えない哲也が、何と、足!だけで運転し、車の免許を取っていく中で、立ち現れる幾多の壁を乗り越えていきます。足で運転できるように車の改造をしてくれる専門家、教習所職員、警察官、地元の議員たちと交渉の輪が広がります。見事に免許をとって、大阪、東京へ足で運転して出かけ、仲間と交流する活動的な哲也。でも、結婚を考えている恋人・美穂さんのお母さんにだけには、会うことを拒まれ続けています。お母さんは、障がい者とは結婚させたくない、「差別される側」に一人娘を置きたくないとの考えをずっと変えません。若い二人も、この壁だけは容易に超えられません。哲也の足と、美穂さんの白い手が結ばれ、二人で涙を流す場面が忘れられません。
 監督は「妻はフィリピーナ」(93年)の寺田靖範さんです。日常に見られる「差別」を、丁寧に撮っていらしゃる方です。国立市には、「しょうがい者があたりまえに暮らすまち宣言」があります。地域で自立して暮らすには、ヘルパーの充足や雇用先等、制度的に変えていかなければいけない課題は常にあります。その根本に、この映画で提示されていた「差別」という大きな壁が、現実としてまだまだ立ちはだかっているように思います。
 しかし今回、映画「もっこす元気な愛」を通して、障がいを持つ青年たちの生活と心の葛藤を見せていただき、私なりに深く関心を寄せることができました。子どもと一緒に貴重な体験ができたと思っています。このような映画が、全国各地で上映されることが、とても大切だと思います。「もっこす元気な愛」を、皆さんのところでも自主上映してみてはいかがでしょう。
 もっこす、お奨めいたします!



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