「少年刑務所」見学で考えたこと 国立市議会議員 小川ひろみ
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2007 年 7 月 13 日    
「少年刑務所」見学で考えたこと
〜7/11「環浄協」見学会に参加して〜
川越にある「少年刑務所」を、環境浄化協議会の皆さんと一緒に視察してきました。「少年刑務所」といっても、20歳〜26歳の成人男子が入所している場で、東日本地区にひとつだけしかないという刑務所でした(西日本は奈良)。収容定員1500人のところ、現在、250人強もオーバーしていて、1760人が入っていました。6人部屋に8人を押し込んでいるような状態です。
小雨の降る中、むんむんする所内でしたが、入所者たちは、犯した罪の自覚と責任を知るための指導を受けたり、健康な心身づくり、そして社会生活に適応する能力を身につけるための規則正しい労働・掃除・洗濯そしてご飯作りに励んでいるようでした。皆さん一様に坊主頭に刈り上げられ、同じ作業服を着ていました。受刑歴のない若者が入所していると聞きましたが、1日の生活のあり方が決められている中、どちらかと言えば、すっきりとした顔つきであったように私には見えました。
刑務所内で行っている矯正処遇は、少年刑務所に関する法改正が行われたことで、作業労働と指導に加えて、中学校もしくは高校程度の教科を修得できる制度が入ったそうです。社会復帰のためには、このしくみはたいへん評価できる内容と思います。
暮らし働く中では、誰にとっても、情報を読み解く力、自分で考える力、そして人と意見を交換しあう知力は、とても大切です。さまざまな事情(家庭や社会環境)で、それらの能力を身につけられず、道を踏み外してしまった若者たちが、この「少年刑務所」でやり直すことができます。
それにしても、所内は定員を遥かに越えていて手狭です。このような施設への理解と同時に、きちんとした予算配分が必要だと思いました。
国の07年度予算でみても、国債という借金が、なんと歳入の9.6倍に膨れあがっています。家庭ならすでに破綻状態! ムダな支出を抑えなければ、この国の将来はありません。当然ながら、「政治家とお金」の問題が厳しく問われていますし、ムダな公共事業や補助金を大胆にカットしていくことが急務の課題です。それでないと、将来を見据えて、必要なところに必要な財源をまわすことができません。
「少年刑務所」への入所者が増えている現実を見学してきて、私は、社会の矛盾や歪み、環境破壊が、成長期の子どもたちに直接影響を与え、陰を落としている面が大きいのではと感じました。誰にとっても生きることが厳しい時代ですが、大人の責任の重さを改めて感じる一日となりました。




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