枯葉剤とダイオキシン/ベトナムと日本 国立市議会議員 小川ひろみ
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2008 年 7 月 4 日     カテゴリ:活動報告
枯葉剤とダイオキシン/ベトナムと日本
〜映画「花はどこへいった」(2008)より〜
 かつてベトナムでは、10年以上にわたり、有機塩素系の枯葉剤に四塩化ダイオキシンが混入された激毒物約9万キロが、アメリカ軍によってばら撒かれました。あれから40年。映画「花はどこへいった」は、ベトさん・ドクさんに象徴されてきた被害者にとどまらず、戦後生まれの親から第三世代の障がい児が次々に生まれている事実を私たちに知らせています。現に、ベトナム南部のドンナイ省ロンタンには、人口3万のうち1000人が枯葉剤被害者だそうです。被害者たちが、米連邦裁判所に提訴して賠償を求めていましたが、05年に却下そして今年08年、控訴審も却下となっています。理由は、
米兵には疫学調査のデータがあり、人体影響の因果関係が認められているが、ベトナムには調査がなく立証されない
という、いつもながらの国家の不条理な詭弁が述べられています。
 1948年生まれの坂田雅子監督による映画「花はどこへいった」の詳細は、配給元のシグロのHPをぜひ開いてみてください。
 さて映画を見て、アメリカvsベトナムと思ってばかりもいられません。この日本こそ深刻なダイオキシン汚染地だとも言われているからです。最近東京23区が、プラスチックごみを可燃する方向を打ち出し問題になっています。この国立市でもすでに燃やしています(今年から容リ法ルートで一部リサイクル)。「高温焼却だからダイオキシンはかつてのように出ない」と言われていますが、「町田市ごみゼロ市民会議」代表であった広瀬立成教授は、いくつかの重要な指摘をしています。高温溶融炉をつくったからには投入するごみが少なくなっては困るという矛盾、20年後には汚染物質にまみれた施設が巨大なごみとなる、また巨額の税金を投じてプラスチックを含めたごみを燃やしているが、利益を得ている事業者とそれを日々使う者を外して議論する無意味さ……。
 人口約7万の国立市が、では、どれほどの税金をごみ処理に掛けているのでしょう。(2006年度決算。主なもの)。
■ごみ高温焼却の為「多摩川衛生組合」へ―約9億
■ごみ収集等―約3億4600万
■環境センター管理運営―約1億円
■ごみ最終処分に係る経費―約2億(内、都たま広域組合分担金が1億5千万)
ここまでで、約15億5千万、その他リサイクル事業、し尿、公衆トイレ等に係る費用を含めると、約16億円になります。
 高温焼却に頼らず、ごみを減らす方法を、事業者とともに真剣に考える時にきています。ダイオキシン等有害物質が、発癌や生殖等へ、特に次世代、その次の世代に影響を及ぼしていくことを、私たちおとなは、肝に銘じなければなりません。



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